アロエの定植には丈夫な挿し穂を選ぶ

今年もまたキダチアロエの苗を植え替える時期がやってきました。

春の植え替えのために、年が明けるとまもなく農園スタッフたちは準備に取りかかります。

まず行うのが、挿し穂にするためにできるだけ太い丈夫なキダチアロエを選ぶことです。

茎を残してカットし、切り口を2~3週間かけてよく乾かします。

真冬の寒い時期ですから、凍害を防ぐためにビニールハウスの中で保管し、換気に気を配り、細心の注意を払いながら行います。

挿し穂の切り口が十分に乾燥し、茎の根を出す箇所が膨らんできたら、乾いた土に仮植をして根を出させます。

 

仮植の間は、挿し穂を腐らせないために水を与えません。

少しかわいそうな気もしますが、水をかけたり、雨水に当てたりすると地温が下がり、発根が妨げられ、腐りやすくなってしまうからです。

挿し穂は、仮植から40~50日で根を出します。

 

当社のアロエ栽培の一端を紹介させていただきました。

 

次回は土壌づくりについてご紹介予定です。