アロエの働き「胃腸」

「胃腸の調子を整え丈夫にするアロイン」

胃の病気をもっている人は過半数に達しており、一番多いのは胃炎で、胃下垂、十二指腸潰瘍、胃潰瘍、胃ポリープ、胃がんと続きます。
これら胃のトラブルには昔からアロエがよいといわれており、アロエの苦味成分であるアロインには、胃壁を刺激して胃の働きを高めてくれる「苦味健胃作用」があります。

胃炎や胃潰瘍は精神的なストレスが原因で起こりやすいものですが、アロエの苦味成分には炎症をやわらげる抗炎症作用もあります。さらに、アロエの成分アロエウルシンには抗潰瘍作用があり、新陳代謝を活発にして傷んだ組織を修復してくれます。

空腹時に胃がシクシク痛む場合は、ただれた胃壁に胃酸が染みていることが考えられますので、1回の食事の量を減らし、回数を増やして胃酸を薄めて胃壁に酸がしみるのを緩和してください。

胃炎や胃潰瘍などのアロエの摂り方は、胃壁に付着させるために、空腹時に摂り、1日に1回より2~3回に分けて飲むほうが効果が期待できます。

参考文献 「キダチアロエの効用と利用法」