アロエの働き「糖尿」

「糖尿病を予防するアルボランA・B」

東北大学薬学部の曳野宏教授のグループと、近畿大学東洋医学研究所の林輝明講師のグループが共同研究で見いだした、キダチアロエに含まれる多糖系成分「アルボランAおよびアルボランB」には血糖降下作用があり、それが長く持続するという特長があります。

一般に糖尿病の治療に使われているインシュリンは確実に血糖値を下げますが、一時的なものでその効果が長時間持続しないという欠点があります。

アルボランA及びBをマウスに与えると、7時間後に顕著な血糖降下作用を示し、24時間後もその効果が続いていることがわかりました。

アルボランA及びアルボランBはキダチアロエの粘液から取り出されたものですが、アロエベラやアロエアフリカーナ(フープアロエの一種)の粘液にも、同様の血糖降下作用が認められています。