アロエの働き「水虫」

「水虫にアロエチン」

水虫は白癬菌が皮膚に感染して起こる病気です。白癬菌は適度な温度と湿度があると繁殖するので、夏場や長時間靴を履いている人はなりやすいと言われています。水虫はいったん治っても再感染することがあるので、足を清潔にし、常に乾いた状態にしておくことが大切です。

アロエに含まれるアロエチンには細菌の発育・繁殖を抑制し、殺す作用があります。アロエチンは分子が小さいため浸透力にすぐれ、塗ってから5分以内に皮膚に浸透します。何度も繰り返し塗ると、より効果があります。

生葉の場合、殺菌力のある成分は葉肉部にあり、ゼリー状の部分を塗ります。アロエの全葉を乾燥して粉にしたものを、軟膏や化粧用オイルに混ぜて用いても効果的です。入浴後や足を洗ったあとの清潔な皮膚のほうが、成分は浸透しやすくなります。

参考文献 「キダチアロエの効用と利用法」