アロエの働き「下痢」

「下痢を改善するタンニン」

アロエの最大の働きは便通をよくすることですが、同時に下痢止めにもなります。

一つの植物が相反する症状に作用するとは化学薬品では考えにくいことですが、
アロエには便通を整えるオキシ・アントラキノンとともに、止瀉(ししゃやく)成分のタンニンが含まれるためです。

下痢止め目的で使用する場合は、標準量生葉約15gの5分の1〜10分の1を用います。

アロエを便秘目的に用いる場合はアロインのある表皮部分を含めて用いますが、
下痢止めとして用いる場合は葉肉部分だけを用いるとよいでしょう。

タンニンの止瀉作用の他にバルバロインの抗炎症作用、アロエウルシンの抗潰瘍作用によって胃腸が丈夫になり、下痢をしなくなった人もいます。